
知らなきゃ損する!床の種類別リフォームにかかる平均費用・価格相場
リフォームが流行っている今日この頃、家のどこをリフォームするのか、またどういった箇所をリフォームするべきなのかで迷うこともあるでしょう。
天井や窓、壁や浴槽などリフォームしたいところは多くあるでしょう。そんな中でも意外と見落としがちで、家を構成する要素として欠かせないのが床の存在です。
どの部屋にも必ずあることと、部屋によって床の機能性が異なり、その効果を実感しやすいことからリフォームの際には優先的に考えても良いでしょう。
なお、床・フローリングのリフォームを業者に依頼するときの“おすすめ方法“を先に少しだけ話しておきます。
自分で優良業者を探したり、一社ごとに見積もり請求をしたりするのは大変な手間ひまです。
そのため、一度に複数の業者の見積もりが手に入る『一括見積もりサービス』を利用することをおすすめします。
最安値のリフォーム料金で、なおかつ、しっかりリフォーム工事をしてくれる優良業者を探すなら、この方法をぜひ試してみてください。
床材の種類別にかかるリフォーム費用・平均価格
床を一つ取り上げても、様々な床材の種類や特徴があります。なじみ深いものだと昔ながらの畳やタイル以外にも、最近では様々な効果を持ったフローリングもあります。
ここでは床のリフォームにかかる費用や、それぞれの平均価格について見ていきましょう。
フローリング
最近では床といえばフローリングというほど、一般にかなり浸透してきました。なぜフローリングの床は人気なのでしょうか。フローリングの良さは次の通りです。
- デザイン性に富んでいる
- 掃除がしやすい
- 幅広い機能性を有する
フローリングは加工がしやすく、様々なデザインを可能にしています。一つ一つの部屋を分けて、部屋ごとの雰囲気を揃えたい時などにお勧めです。
掃除のしやすさも選ばれる理由の一つです。6帖の床をフローリングにすると、10万円前後の費用が掛かります。
無垢フローリング
天然の木から切り出したものをそのまま使用しており、一枚板をフローリング材として使用することから単層フローリングという呼び名もあります。
無垢フローリングは何といっても木が持つ特有の香りや手触り、温かい印象が特徴です。湿度の調整にも向いていますが、反対に伸縮しやすくヒビや、すき間ができやすいという問題点もあります。
気になる費用ですが大体1平方メートル辺り、8000円程度の材料費が掛かります。ここに工事費もかかることを前提として覚えておきましょう。
複合フローリング
複合フローリングは表面材と基材となる合板を貼り合わせたフローリング材で、別名複層フローリングとも呼ばれます。薄く切断された板材を重ねているので、ねじれや反りかえりなどに強い耐性があるのも合板の特徴です。
このフローリングはかなり安価なものなのですが、質の悪さからくる値段設定ではありません。大量生産に優れており、また最もメジャーな材質であるが故の値段です。
目安となる材料費は1平方メートルにあたり、3500円前後の価格となります。
耐久性が高いフローリング
フローリングには多くの機能を持つものがあり、その中には耐久性の高いフローリングがあります。こういったタイプのフローリングは、汚れやすく歩き回ることが多いキッチンの床に使われます。
耐久性とは水や汚れ、また摩耗に対する強い力のことを指します。木材ではありますが、一拭きするだけで汚れを取ることができます。
1平方メートルで約5000円の材料費が掛かります。通常のフローリングよりも耐久性が欲しい時は、こうした機能のフローリングを選びましょう。
防音フローリング
暮らしを更に快適なものにするために、欠かせないのが騒音への対策です。マンションやアパートに住んでいる場合や、戸建てに住んでいてもお子さんがいる場合は、防音フローリングへのリフォームを検討しましょう。
防音フローリングには裏面に遮音機能を持つ緩衝材が加工されており、例えば走り回ったときの足音や、何かものを落とした時の音を小さく抑えてくれます。
こちらの材料費は一般的に、1平方メートルで5000円弱が相場となります。
介護・高齢者用のフローリング
高齢者がいる家庭では床の材質や状態に気を遣う必要があります。高齢者になると小刻みにしか歩けなくなったり、床を擦るようにしか歩けない方もいます。
そうなると小さな床の段差につまずいてしまうことや、ささくれが引っかかったりすることが考えられます。ここでおすすめしたい高齢者向けのフローリングは、段差が少なくねじれや反りに強いフローリングです。
他にも車いすを使用している場合にも、衝撃に強いフローリングを選びましょう。1平方メートルで約7000円の材料費です。
ペット対応フローリング
ペットに適したフローリングとはどのようなものでしょうか?それは爪とぎや穴掘りによる傷に強く、またおしっこなどの粗相でも痛みにくいフローリングが良いです。
つまり防水性と耐久性の二つを兼ね備えたものがいいのですが、ペット用に滑り止めが付いたものもあります。
ペットにとってはやはり、滑り止め加工がされているフローリングの方がよく、関節への無駄な負担や衝突事故防止につながります。材料費の目安としては、1平方メートルに対し7000円となります。
クッションフロア
クッションフロアの大きな特徴は以下の通りです。
- 耐水性と防水性をあわせ持つ
- 安価な値段で手に入る
クッションフロアは、耐水性や防水性に優れているのが一つの特徴です。普通の床ならば何かをこぼしてしまって水拭きをする時に、水分を吸収してしまい劣化を早める可能性があります。
しかし耐水性と防水性に優れたクッションフロアは簡単に汚れを拭き取れるので、主に家の中でも汚れやすい部屋に向いています。また多くの床材の中でも価格が安いので、張り替えやリフォームに手が伸ばしやすいのもメリットです。
6帖の床に対して、張り替える際の費用はだいたい4万円が必要です。また張り替えも約9年周期のため、かなりコスパも良いと言えます。
カーペット
カーペットはメリットとデメリットが非常に分かりやすい床材です。メリットは以下の通りです。
- 遮音性が高い
- 柔らかく、くつろぎやすい
カーペットはとにかく遮音性の高さに定評があります。アパートやマンションなど、上下階の方に配慮を必要とする場合は欠かせないでしょう。また肌触りの良い柔らかさと、保温性の高さから素足でくつろぎやすいのもポイントです。
一方でデメリットもあります。それは何かをこぼしてしまった、もしくは汚してしまった場合に掃除が大変だという事です。
その部分だけ床を外して丸洗い、なんてことはもちろんできないので汚さないように日々気を付けて生活することが必要になります。同じく6帖の床を張り替える場合、5万円前後の費用となります。
タイル
タイルといえばかなり一般的な素材として住宅に使われてきているため、なじみ深い方もいるのではないでしょうか?タイルの主な特徴は次のような点にあります。
- とにかく他のものに比べて丈夫
- デザインが豊富に選べる
- 肌触りは硬く、冷たい
タイルは丈夫な素材で作られているので、メンテナンスがほとんどいらない床になります。更に柄や色など見た目の面で選べるデザインが豊富にあり、家全体の雰囲気づくりに一役買うことでしょう。
しかし、ひんやりした冷たさと硬さのため、落ち着いた空間やくつろぎたい空間にはやや不向きです。また足音が立ちやすいのもデメリットです。
6帖の床をタイルに張り替えるのには、約5万円程度必要になります。
石材
まずは石材によるメリットを見ていきましょう。
- 高級感のある見た目
- 耐水性、防水性の強さ
石材の床に使われる床には、御影石や大理石などを使う場合がほとんどです。こうした石材の床は、水回りの床に使っている家庭が多く、キッチンや洗面所などに使用されています。
やはり一番の魅力は、その見た目の高級感にあるでしょう。どっしりと構えるような見た目の石材は、厳かな雰囲気をどこか醸し出しています。部屋に少し硬い雰囲気を出したい時は、石材がおすすめです。
反対に石材を使うことによるデメリットも、少なからず存在します。まず汚れが落としにくいという点です。またタイルと同じように、素足だと硬く、冷たく感じてしまうのも難点です。
畳
日本人に最もなじみ深いといっても過言ではない床が畳です。昔ながらの誰でも知っているようなものはワラ畳ですが、近年流行っていて一般的なものになっているのが建材畳というものです。
これは断熱材と畳の床を組み合わせた新しい畳の形です。建材畳は安く買うことができるのが利点ではありますが、湿度を調整する機能に乏しいのが問題です。畳の良さとはやはり、日本人の素足に合うという面でしょう。
歩いているときや座っているときの安心感は、ほかの床材には代えがたいものがあります。デザイン的な面でもスタイリッシュな見た目にしたいのであれば、琉球畳などの豊富な種類があるので、和室を作ってみるのも良いでしょう。
畳にするのであれば6帖の畳をリフォームするケースだと、8万円前後必要になります。
床材の正しい選び方
以上床材について様々なものを紹介してきましたが、結局どういったものを、どのように選べばよいのでしょうか?
床材を選ぶ際に最も重要なのは、完成後の部屋を意識するという点です。部屋の用途や環境によって床材には、向き不向きが存在します。主に部屋は大きく二つのタイプに分かれます。
- リビングや寝室、ダイニングなど
- トイレやキッチン脱衣所や洗面所
前者は居室とひとくくりにされ、後者は水回りの部屋です。居室に適している床材には次のようなものがあります。
- 肌触りの良いカーペット
- 機能性抜群のフローリング
- 落ち着きのある畳
これらは肌触りのよさや、ソフトな感触が居室にマッチします。また水回りには次のような床材がおすすめです。
- 水に強いフロアタイル
- 汚れに強いクッションフロア
床リフォームの費用を安くするためのコツ
床のリフォームをする際には、可能な限り費用を下げたいものです。そんなときに試せる値下げの方法を紹介しましょう。
まずは工事の内容についてです。値段を下げるには仕様グレードを本来のものより下げることで簡単にできます。他にも使用する材料などから特注品を避けたり、工事そのものの規模を見直す事によっても値段を下げることができます。
また適切に業者を選ぶことも必要です。紹介してきた床材の費用に加えて、本来のリフォームには工事費が掛かります。この工事費は切り詰められるポイントでもあるのです。
床リフォームは一括見積もりがおすすめ
床のリフォームをする際には、一括で見積もることが大切です。先述した業者選びにも大いに役立つのが一括見積もりサービスです。例えば有名なリフォーム一括見積もりサイトでは、全国300以上のリフォーム業者が登録しています。

かなり個人に合わせた設計と、細かい部分の打ち合わせができるので、思い思いのリフォームを可能にするでしょう。希望通りのリフォームができることは大事で、予算を下げすぎて本来リフォームしたかった所の問題が解決しなければ本末転倒です。
迷っている方や初めての方は、参考にする為にもまずは一括見積もりサービスを使ってみましょう。
まとめ
床のリフォームで気を付けるのは、どのような床材を用いるかです。床材によってそれぞれの特徴や、値段はかなり異なってきます。
床材を選ぶときに考えたいのは、完成した部屋をどのように使用するかです。雰囲気や用途に応じて床材を使い分けることが、より良いリフォームへとつながります。また高齢者がいたり、子供がいたりと家庭の構成にも気を使いましょう。
より良いリフォームをしながらも、費用を低く抑えたい時は、やはりリフォームの一括見積もりサービスを利用するべきです。様々な業者とプランを簡単に比較しながら、自分に合ったプランを探すことができます。
一括見積もりサービスは、インターネット上のサイトで簡単に試せます。床材のリフォームを考えている方や、満足したリフォームにしたい方は参考にしましょう。