おすすめはどこ?トイレのリフォーム平均費用&注意点【メーカー別】
トイレのリフォーム費用は、便器の費用と工事費がメインとなります。ですので、トイレのリフォーム費用を考えうる上で、どのメーカーの便器を選ぶのかが一つのポイントになってきます。
ここでは、主要メーカーの便器と特徴、価格などを取り上げつつ、より賢くトイレのリフォームを行うための情報を紹介していきます。
なお、トイレのリフォームを業者に依頼するときの“おすすめ方法“を先に少しだけ話しておきます。
自分で優良業者を探したり、一社ごとに見積もり請求をしたりするのは大変な手間ひまです。
そのため、一度に複数の業者の見積もりが手に入る『一括見積もりサービス』を利用することをおすすめします。
最安値のリフォーム料金で、なおかつ、しっかりリフォーム工事をしてくれる優良業者を探すなら、この方法をぜひ試してみてください。
toto
(画像出典:TOTO公式サイト)
トイレや洗面器と言えば、真っ先に名前が挙がるのがtotoです。国内でのシェアは6割にも達しており、便器で迷ったらtotoを選んでおけば間違いないという意見もあるくらいです。
totoの人気の高い便器で言うと、HVシリーズのCES972を上げることができます。安いところで購入すると51,545円で購入することも可能です。
CES972はウォシュレット一体型の便器で、リモコンもついています。手洗いアリですので、非常にオーソドックスでありながら満足度の高い便器と言えるでしょう。
また、GG1タイプのCES9414Mも人気があります。購入費用の目安は103,160円です。やや高い印象を受けますが、それだけ多機能の、ウォシュレット一体型の便器です。
リクシル
(画像出典:リクシル公式サイト)
totoとならんでLIXIL(リクシル)もトイレやお風呂など、水回り関係のメーカーとしては非常に知名度が高いです。
陶器メーカーであるINAXなど、複数の企業が統合してできた会社で、歴史も長いです。業界内ではtotoについで二位につけており、清潔感や機能性にこだわった製品が多く存在しているのが特徴。
リクシルで人気の高い便器は、アメージュZです。最安値での購入だと、37,805円を考えておけばよいでしょう。手洗いもついているタイプです。
便器の価格としてはややリーズナブルなアメージュZですが、話題のアクアセラミックが使われています。LIXILのアクアセラミック便器でリーズナブルなものを探しているならおススメです。
また、アメージュZAという製品も良いです。こちらはシャワートイレ一体型となっており、コンパクトな形状が特徴です。最安値での導入なら、70,070円を考えると良いでしょう。
パナソニック株式会社
(画像出典:パナソニック公式サイト)
パナソニックのトイレは、他メーカーと比べて、デザイン性や機能面で独自色を出しているのが特徴です。
トイレのトップカバーを10パターンから選べたり、ディズニーのデザインが選べるなど、デザイン性を重視しています。
また、それだけでなく有機ガラスを使ったトイレなど、他メーカーとはちょっと違うのがパナソニックの特徴と言えます。
掃除の手間が少なくなり、キレイ好きの日本人にとっては相性がとても良いと言えます。
そんな非常に人気の高いアラウーノS2は、最安値で57,000円で購入可能です。温水洗浄一体型の便器でリモコンもついてきます。
また、やや高いものの、アラウーノVは、68,500円から購入可能です。節水洗浄トイレであり、3Dツイスター水流という機能も兼ね備えているため、こちらも人気が高いです。
ジャパンコーラ株式会社
(画像出典:ジャパンコーラ株式会社公式サイトより)
トイレは日本語で、ご不浄と呼ばれマイナスのイメージもありますが、そんなトイレもスタイリッシュにしたいという希望に沿うために生まれたのが、アメリカのKOHLERというメーカーです。
映画のワンシーンに出てくるようなシンプルでクールなデザインと豊富なカラーバリエーションがあるのが、KOHLERの特徴なので、トイレをスタイリッシュにリフォームしたい場合の有力候補となるでしょう。
KOHLERで人気のトイレと言えば、K-3575です。手洗いなど余計なものが一切ついていないシンプルなタンク式のトイレですが、とてもカッコイイです。73,500円から購入可能です。
また、104,400円から購入可能なK-3551も、非常にスタイリッシュでおススメです。陶器の便器で手洗いもついていませんが、トイレを一つの空間として演出する時、とても合うと言えるでしょう。
アメリカンスタンダード株式会社
アメリカンスタンダードは、トイレなど水周りの企業として、アメリカではメジャーな存在で、大きなシェアを誇っていました。
ですが、2013年に日本企業のLIXILに買収されているため、アメリカンスタンダードの便器を別のものに変えることはあっても、新しくトイレをリフォームする時の候補としては考えにくいと言えるでしょう。
ジャニス工業株式会社
(画像出典:JANIS公式サイト)
ジャニス工業は、トイレなど衛生関係の陶器を長く製造・販売してきた歴史のある企業です。
そんなジャニス工業の代表的な便器は、ユニクリンαです。102,838円を購入時の目安と考えておきましょう。
このユニクリンαは、通常のトイレと比べてタンクが非常に低い位置にあるのが特徴です。また、便器にふちがないため非常に掃除をしやすくなっています。
もちろん、ウォシュレット機能やリモコンがついており、節水タイプですので至れり尽くせりです。
アサヒ衛陶株式会社
(画像出典:アサヒ衛陶株式会社公式サイト)
アサヒ衛陶株式会社の便器で人気が高い製品は、エディ848です。エディ848は独自の洗浄方式によって、節水機能を高めているのが特徴です。
従来のトイレと比較して、わずかな水でもしっかり汚れを落とせるようになっているため、その分、水道代をうかすことができます。
便座も温水洗浄ありと無しのタイプを選べるので、希望に合わせて選択すると良いでしょう。エディ848は最安値だと25,800円から購入可能です。
DURAVIT株式会社
(画像出典:DURAVIT株式会社公式サイト)
DURAVIT株式会社は19世紀にドイツで誕生した、非常に歴史の古いメーカーです。DURAVITで人気があるのは、STARCK3です。
シンプルであり、飽きの来ないデザインが特徴で、国内メーカーのものとは一味違う雰囲気があります。
STARCK3には温水洗浄便座やリモコン操作も可能です。最安値だと88,290円から購入可能なので、デザイン性にこだわった便器を選びたい人に合っているシリーズと言えるでしょう。
ネポン株式会社
(画像出典:ネポン株式会社公式サイト)
ネポン株式会社は農用機器や衛生関係の機器を製造・販売している企業です。
ネポンのトイレは非常にオーソドックスな形状でありながら、可能な限り少ない水量で流してくれる、節水能力の高さが特徴となっています。
ATW-50WXという簡易水栓便器は、最安値だと118,967円で購入可能です。ネポンのトイレを導入したい場合、一つの参考にしてみると良いでしょう。
トイレの箇所毎でリフォームにかかる価格・費用
トイレのリフォームは、トイレのみの場合、便器本体の価格と工事費用を含めて、20万円前後をみておくと良いと言われます。
便器本体の値段は製品によって異なりますが、取替工事の費用は、既存の便器を処分する費用も含めて、4~10万円がひとつの相場となっています。
これに加えて、手洗いを新調する場合、さらに5万円ほどかかりますし、壁紙や床クロスまで含めて変えるとなると、さらに5~10万円ほど見ておく必要があります。
なので、トイレのリフォームの費用は、20~45万円を大まかな目安としておくと良いでしょう。もちろん、この45万円という上限は常識的な範囲内での話です。
こだわればこだわるほどお金がかかることになりますが、一つの目安として覚えておくと良いでしょう。
また、少し前の日本に多かった和式トイレをリフォームする場合、そもそものスペースが限られているため、割高になるケースが多いと言われています。
トイレのリフォームは、便座や便器だけを変えるだけのものから、本格的な工事が必要なものまでいろいろです。
変更する部分が多くなるほど、費用も高くなりがちなので、上記の相場を目安としつつも、ある程度、幅があることは覚えておきたいものです。
住宅の種類別でトイレのリフォームにかかる価格・費用
一戸建てとマンションでは、トイレのリフォームにかかる費用にも違いが生じます。
一戸建ての場合、平均すると費用は30~40万円といわれており、マンションの場合は、20~30万円と言われております。
マンションで特にネックになるのは、トイレを増設する時です。マンションの排水構造などもありますので、増設を考える場合は、事前に管理組合に相談する必要が出てきます。
その上で、構造的に問題ないか、業者と打ち合わせをする必要があると言えるでしょう。
トイレリフォームの費用を安くするためのコツ
トイレのリフォーム費用を安く抑えるには、コツがあります。
1番重要なのが、トイレ本体のグレードをおさえるということです。今のトイレはたくさんの機能がついていてビックリしてしまうほどですが、オプションにこだわるほど値段が上がります。
ですので、リフォーム費用を抑えたいなら、必要最低限の機能を持ったものを選ぶのがポイントです。
トイレの本体価格はなるべく抑えるようにするのが、リフォームコストをおさえる一つのポイントなのは間違いありません。
また、自分でできる部分は自分でやるのも、コストをおさえる上では有効です。壁や床を変える作業は、日曜大工に慣れている人であれば、できないことはありません。いわゆる、DIYというやつです。
さすがに便器や便座などを変えるのは大変ですが、トイレの壁紙を選んできて貼り変えるくらいなら、自分たちでできなくもありません。できることは自分たちでやることで、かなり費用を抑えることができます。
トイレに特化している業者のほうが、幅広くやっているところよりも、細かい部分でかかる費用が安くなっているため、お得です。
業者選びでコストも変わってくるので、この点はしっかりと検討するべきでしょう。
トイレリフォーム一括見積もりを活用する
トイレのリフォームを行うとき、どういった業者を選ぶのか、悩ましいところです。いろいろな業者が存在しているため、1つ1つの業者から見積もりを取っていくのはかなり大変です。
なので、トイレのリフォーム計画がある程度固まってきたら、一括見積ができるネットのサービスを利用してみるのはおススメです。
いちいち、自分で業者に連絡をして見積もりを出してもらう手間が省けて非常に簡単ですので、トイレのリフォームを考えているなら利用しない手は無いと言えるでしょう。
リフォームをして、どういったトイレに変えたいというイメージがある程度固まってきた段階で、利用をしてみると良いです。
まとめ
トイレは日常生活で頻繁に活用する空間であるだけに、ココをリフォームすると、日常生活での気分もかなり変わってきます。
一般的に、トイレのリフォームは高いと思われていますが、メーカーの製品をしっかりと厳選して、施工してもらう業者も選ぶようにすれば、コストを抑えることも可能です。
日本はトイレ先進国と言ってよいほど、トイレの機能では進んでおり、いろいろなメーカーが独自のトイレを開発・販売しております。