【床・フローリング】LIXIL(リクシル)でリフォームする費用&注意点
リフォームをする時に、最も大切なのが情報収集です。なぜなら施工会社によって、なにに強みがあるのか違うからです。そのため自分が行いたいリフォームを吟味し、それにあった会社を選ばなければうまくいきません。
ここではリクシルについて考えてみましょう。名前は聞いたことがあっても、具体的にどんなリフォームをしているのか知らない人も少なくありません。
そこでリクシルが取り扱うリフォームの商品の特徴や費用、注意点などを詳しく見ていきましょう。
なお、床・フローリングのリフォームを業者に依頼するときの“おすすめ方法“を先に少しだけ話しておきます。
自分で優良業者を探したり、一社ごとに見積もり請求をしたりするのは大変な手間ひまです。
そのため、一度に複数の業者の見積もりが手に入る『一括見積もりサービス』を利用することをおすすめします。
最安値のリフォーム料金で、なおかつ、しっかりリフォーム工事をしてくれる優良業者を探すなら、この方法をぜひ試してみてください。
LIXIL(リクシル)の床・フローリング商品特徴と費用
リクシルは住宅建材や設備機器メーカーの5つが、統合してできた会社になります。特にフローリングや床材に強みを持っていると理解しておいていいでしょう。
特徴としてはデザイン性と耐久性を兼ね備えていることです。費用は選ぶ資材によって異なりますが、安く仕上げることもできます。
戸建商品
ラシッサ(フロア)
ラシッサには2つのタイプがあります。
- ラシッサフロア
- ラシッサフロアアース
この2つの内、ラシッサフロアについて解説をします。合板に化粧シートを利用したタイプのもので、リクシル独自の技術であるフットフィール仕上げが使われているのが特徴です。
素足で床材を踏んだ時に、天然の木や無垢材の質感を再現したものになります。
- さらっとした質感のもの
- しっかりした質感のもの
- ほのかに温かみを感じる質感
の3つのタイプが用意されていて、自分の好みで選ぶことができます。デザイン性も良く、家具の雰囲気と合わせて選ぶのも方法の1つでしょう。さらに表面材に特殊なフィルムを採用することで、傷がつきにくくなっているのもポイントでしょう。
ラシッサ(フロアアース)
ラシッサフロアアースは、基本的にフロアと同じものです。天然木の床材が持つ質感を特殊な技法で、そのまま再現しているというのも変わりません。デザイン性も高く、流行りのものが選べるというのも魅力でしょう。
なぜアースとついているのかですが、これは基板となる部分にアースボードを利用しているからです。アースボードとは建築廃材を再利用したもので、耐水性の高い接着剤を使って固めた合板を意味します。
環境に優しい素材が使われていることもあり、費用的にも安めになっているのがポイントでしょう。
トレンドのカラーが取り入れられていることもあり、ラシッサシリーズは高い人気を誇っています。
ハーモニアス12
ハーモニアス12もリクシルでは、定番となっているフローリング床材です。環境配慮型の耐水合板を使っていて、表面には特殊なフィルムが貼られています。ラシッサとの違いとしては、さらに耐水性が強化されている点でしょう。
耐水1種合板に分類されますので、キッチンやお風呂、洗面所といった水回りにも使うことができます。さらに表面の特殊加工によってワックスがけがいらないのも魅力的なポイントでしょう。
もう1つ覚えておきたいのが、耐アンモニア仕様である点です。ペットや小さなお子さんがいるご家庭でも、安心して利用できるのがハーモニアス12の特徴です。
さらにホットカーペットにも対応していて、擦り傷や汚れにも強いのでお手入れに手間をかけなくてもすみます。
銘木床
リクシルが取り扱う床材は2つのタイプに分類できます。
- 化粧シート
- 突板
ここまで紹介したラシッサ、ハーモニアス12の2つが化粧シート系の床材です。そして突板に分類されるのが銘木床になります。突板とは天然の木を約0.3ミリという薄さにスライスしたものを、合板などの上に貼りつけたものです。
基板となっているのは環境配慮型の合板ですが、表面材に天然の木が使われている形になります。クリア塗装は行われていますが、着色などはしていませんので自然な風合いを楽しめます。
手触りや質感などは天然木の床材そのものだと言えるでしょう。リクシルならではの技術である、木味醸成化処理が行われていて、そのデザイン性は高く評価されています。
また特殊な表面仕上げによってノンワックス仕様となっていますし、床暖房やホットカーペットにも対応しているのが特徴です。
ファインティア ハード12
ファインティアハード12も、リクシルでは人気の床材の1つです。基材に使われているのは、環境配慮型の合板とMDFになります。MDFとは中密度繊維板とも呼ばれるものです。
木材チップを原材料して、合成樹脂などを加えて成形したものになります。エコな木材として様々な分野で使われているものです。ファインティアハード12は、さらに表面材に天然木のピーチ単板を使っているのが特徴でしょう。
リクシル独自の新なめらか強化塗装が施されることで、より表面が傷つきにくくなりました。従来のものよりも光沢がアップしたことで、ワックスがけが不要となっています。
他にもナチュラルジョイント方式で施工されるので、ジョイント部分が目立たないのも特徴でしょう。傷がつきにくく、日常のお手入れもかんたん、というのがポイントになります。お子さんがいる家庭だけではなく、幅広いユーザー層に対応できるはずです。
マンション・集合住宅向け
ラシッサ(フロア直張り防音床)
ラシッサシリーズには、マンションでのリフォームに使われるものがあります。最近では戸建てだけではなく、マンションリフォームも一般的になってきたことから、人気の床材として数えられています。
ラシッサのマンション用床材は、フロア直張りの防音床となっているのが特徴です。基本となっているのは環境配慮型の合板ですが、特殊なクッション材を採用することで防音性能を高めています。
- ΔLL(Ⅰ)-4/LL-45
- ΔLL(Ⅰ)-5/LL-40
2つの遮音等級を選ぶことができるのもポイントです。小さなお子さんがいる場合など、必要性によってよりグレードの高い防音性能のものが選べるのは魅力でしょう。
さらに従来のラシッサシリーズと同様に、フットフィール仕上げが行われています。カラーバリエーションも豊富なので、お勧めの床材です。
手軽にリフォーム可能なハーモニアスリフォーム6
手軽にフローリングのリフォームをしたいのなら、リクシルのハーモニアスリフォーム6があります。これは床材をはがして張り替えをするのではなく、既存の床の上に貼りつけるだけですむ工法だからです。
工事そのものも短期間で終わりますし、費用的にも安くつくのが魅力でしょう。場合によっては、DIY感覚でリフォームすることも可能です。デザイン性も良く、木目タイプ以外にも石材風のものまで幅広く用意されています。
床材としての特徴は、特殊な加工によって耐水性に優れている点でしょう。キッチンやトイレ、お風呂などの水回りにも使うことができます。
さらにペットがいる家庭でも使いやすい床材ですから、部分的にリフォームするなど、ケースバイケースで対応できるのが特徴でしょう。
LIXIL(リクシル)の床・フローリングの特徴・機能
リクシルの床・フローリング材の特徴は、なんといっても環境に配慮したものが多い点でしょう。天然木をそのまま利用した床材は取扱がありません。反面で環境配慮型の合板やアースボードを利用したものが使われています。
デザイン性や耐久性、機能性などすべての面において、独自の技術が使われているのが特徴でしょう。費用的にみると平均的な価格よりも高くなりがちです。ただし品質が高いのでコストパフォーマンスとしては良いと言えます。
手入れをする手間を省きたい、ペットがいる、お子さんが生まれたばかりなど、リフォームをする理由は様々です。そうした理由に合わせて、床材を選べるのがリクシルの魅力になります。
品質が良く、費用もそこそこというケースだと良く選ばれる床材が揃っているはずです。
床・フローリングリフォームは一括見積もりを!
リフォームをする時の注意点は、絶対に一括見積もりを行う点です。仮にリクシルがいいと思っていても、一括見積もりを抜きにしてはいけません。なぜならリフォームというのは、素人が考えるほど安易なものではないからです。
商品としてリクシルが良くても、自分のリフォームにそれが合うかどうかは分かりません。他にもプロの目から見て、こうした方がいいというケースもあるでしょう。そうした時に一括見積もりを利用していると、アドバイスをもらえるのです。
他にも競合他社が存在することで、業者が本気になるのも魅力でしょう。
まとめ
リクシルのフローリング材などを紹介してみました。
- ラシッサフロア
- ラシッサフロアアース
- ハーモニアス12
- 銘木床
- ファインティアハード12
この5つが主に戸建てで使われる商品です。特徴としてはいずれも環境に配慮されたものである点でしょう。
さらにリクシル独自の特殊な技術が使われていて、素材の質感や耐久性、お手入れの手軽さなどバランス良く揃っています。
- ラシッサフロア直張り防音床
- ハーモニアスリフォーム6
マンション用のリフォーム床材が、この2つです。マンション用として嬉しいのが防音床でしょう。遮音性能が2つの等級であるのもポイントです。また、手軽にリフォームできるのもこれらの特徴でしょう。
リクシルは、非常にバランスの良い床材を販売しています。ただ注意点としては、リクシルが頭にあっても一括見積もりを忘れずに利用するという点です。多くの業者から意見を聞くことで、より良いリフォームが行えるはずです。