【外壁】板張りにリフォームする平均費用&価格相場!安くする秘訣《まとめ》
古くなってしまった外壁をリフォームする際、板張りを選択することにはメリットがあります。リフォームのために業者に依頼するだけの費用が用意できないとあきらめていた人にも、外壁を立派にできるチャンスがあるかもしれません。
事前に平均費用や価格相場をチェックしておけば、必要な準備を整えてリフォームまでスムーズに進むでしょう。
選ぶことができる板張りの種類やメンテナンスの重要性も紹介しますので、是非とも参考にしてみてください。
なお、外壁板張りのリフォームを依頼するときの“おすすめ方法“を先に少しだけお教えします。
自分で優良業者を探したり、一社ごとに見積もり請求をしたりするのは大変な手間ひまです。
そのため、一度に複数の業者の見積もりが手に入る『一括見積もりサービス』を利用することをおすすめします。専門アドバイザーによる優良業者の紹介も受けられ、評判がとても高いサービスです。
最安値のリフォーム料金で、なおかつ、しっかりリフォーム工事をしてくれる優良業者を探すなら、この方法をぜひ試してみてください。
外壁を板張りにリフォームする平均費用&価格相場一覧
まず外壁を板張りにリフォームする際の費用ですが、板状に重ねることを重ね張りリフォームと言います。
相場は延床面積120平方メートルで150万円からであり、サイディング材の種類ごとに内容が異なります。
窯業系サイディング | 3,000円~ |
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金属系サイディング | 4,000円~ |
木製サイディング | 6,000円~ |
樹脂サイディング | 9,000円~ |
上記したデータは、いずれも1平方メートルあたりの価格相場です。さらに工事単価にも平均費用があり、1平方メートルあたりのものをまとめると以下の通りです。
足場代 | 600円~800円 |
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施工費 | 2,500円~3,000円 |
材料費 | 4,000円~10,000円 |
具体的な金額に関しては、業者ごとに異なります。
板張りの単価は他の外壁材に比べて安い
単価が高くなれば当然リフォームの費用の総額も高くなり、金銭的に余裕がない人にとって負担が大きくなります。
しかし板張りの単価は他の外壁材と比較すると安いため、コストパフォーマンスが高いという特徴があります。
業界で一般的に使用されているリフォーム用の窒素系サイディングは、1枚あたり3,000円程度と言われています。杉板は1枚あたり600円程度で使用でき、木材保護塗料をプラスしても1,000円程度となり半額以下です。
外壁を板張りのリフォーム費用を安くするなら『一括見積もり』
インターネット上で利用できる一括見積もりというサービスがあります。このサービスには以下のような特徴があり、初心者にもおすすめです。
- インターネット上で利用できるため業者を直接訪問する必要がなくなる
- 複数の業者の情報が掲載できるため比較しながら見積もり依頼ができる
- 基本的に無料で利用可能
- 必要事項の入力ができればすぐに結果がわかる
- 複数の業者が競合して最終的に費用が安くなる可能性がある
リフォーム費用が安くなる理由は、最後に挙げた競合にあります。複数の業者が利用者確保のためにライバル意識を持つと、見積もり結果が安くなることもあります。
たとえば100万円という提示額が、90万円などと安くなるのです。
外壁を板張りにしたときのメリット&デメリット
板張りにするためのリフォームにはメリットだけではなく、注意すべきデメリットも存在します。
デメリットがあるため外壁を板張りにするなという話ではないため、メリットの魅力の方が大きいかどうかを考えてみてください。
外壁を板張りにしたときのメリット&デメリット | |
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コストパフォーマンスが高い | 防火地域では基本的に施工できない |
耐久性を高くできる | 経年変化を好まない人には合わない |
断熱性も高くできる | 外壁として使用する際はデザインに工夫が必要 |
味わいのあるデザインを楽しめる | メンテナンスの頻度が他の外壁材より多くなる場合もあり費用に注意が必要 |
重量が軽いため住宅や建物にかかる負担を軽減できる | メンテナンスをせずに放置し続けると腐る場合もある |
木材の加工が簡単なためデザインに関して柔軟である | 天然の木材は経年によりサイズが変化しやすい |
廃版がない | – |
外壁を杉板や焼杉板にしたときのメリット
板張りには杉板や焼杉板などの種類があり、以下のようなメリットがあるためおすすめです。
- コストパフォーマンスが高い
- 耐久性を高くできる
- 断熱性も高くできる
- 味わいのあるデザインを楽しめる
- 重量が軽いため住宅や建物にかかる負担を軽減できる
- 木材の加工が簡単なためデザインに関して柔軟である
- 廃版がない
コストパフォーマンスが高いことは上記した通りですが、まず耐久性と断熱性といった機能性の向上がメリットとなります。たとえば炭化する焼杉板には炭化層があり、菌類の繁殖に必要となる栄養分がないため腐朽菌が繫殖しにくいです。
そして金属やコンクリートでは表現できない独特の持ち味から、経年変化による自然の味わいを楽しむことができ人気を博しています。重量のある外壁材よりも軽いため、負担をかけずに機能性を向上できることもメリットです。
外壁を杉板や焼杉板にしたときのデメリット
次に板張りのデメリットとして、以下のような注意点があります。
- 防火地域では基本的に施工できない
- 経年変化を好まない人には合わない
- 外壁として使用する際はデザインに工夫が必要
- メンテナンスの頻度が他の外壁材より多くなる場合もあり費用に注意が必要
- メンテナンスをせずに放置し続けると腐る場合もある
- 天然の木材は経年によりサイズが変化しやすい
板張りのために使用されている木材は当然燃えやすいため、適切な加工が必要です。しかし焼杉板を外壁に使用しても防火性能が公的機関などから評価されていないため、外壁として使用できない地域もあり事前にチェックしてください。
経年変化による自然の変化を好まない場合、木材の味を活かしたデザインに苦労するかもしれません。
外壁板張りの木の種類と継ぎ加工の種類一覧
外壁のために使用される板張りの木には、以下のような種類があります。
- 杉
- ヒノキ
- 松
この3種類がメインであり、いずれも国産のものが選ばれているようです。次に継ぎ加工の種類ですが、以下のようなものがあります。
- 突き付け芋継ぎ
- 斜め削ぎ継ぎ
- 矢筈継ぎ
- 雇い実継ぎ
- 雇いめち
- 本実加工継ぎ
- 相ジャクリ継ぎ
- ダボ栓継ぎ
- 引き寄せ継ぎ
- 合い釘継ぎ
木の種類と比較すると数があり、接続する部分やそのための方法に違いが見られます。木材にあらかじめ必要な加工を施し、形状を変化させます。
どの種類が最も良いかは素人判断ではなく、プロである業者の判断に従ってください。リフォーム前に相談する機会があれば、最も良い種類について教えてもらえるかもしれません。
外壁を板張りにリフォームするならメンテナンスが重要
板張りに使用されている木材にはその性質上の問題から、水に弱いという弱点があります。外壁は名前の通り外側にあるため、雨風による影響を受けやすいです。
色褪せや腐食の原因になり得るため、防腐剤の使用などが必要です。定期的に塗装することも重要で、メンテナンスの頻度には以下の通り目安があります。
- 最初のメンテナンスは3年から5年経過後に行う
- 2回目以降は5年から7年に一度の頻度でメンテナンスを行う
- 上記した内容はあくまでも目安であり小まめなチェックも怠らないこと
外壁リフォームでは接着を弱くしないように、メンテナンス時に高圧洗浄により汚れを落とすことが基本です。板張りでは高圧洗浄をしない代わりに、塗装面の研磨が必要となります。
外壁を板張りにリフォームする施工方法
施工方法の具体的な内容を、羽目板を使用した場合を例にして紹介します。
- 下地調整作業から行う
- シーラーを使用して下塗りを行う
- 下塗りに問題がなければ中塗りと上塗りを行う
- 防腐性と防虫性の向上のためにオイルステイン系の塗料を使用する
- 羽目板の上からサイディングボートを張り付ける
既存の外壁の上に木材を設置するだけなら素人でもできるかもしれないですが、プロの業者の作業は細かく単純ではありません。下準備から入念に行わないと完成度に影響してしまうため、外壁を綺麗にするところから始まります。
板張りの工程に関しては業者ごとに違いが見られる場合もありますが、だいたいは上記した通りに流れると覚えておいてください。
外壁板張りのリフォーム費用を安くするなら『一括見積もり』
外壁板張りのリフォームの際、一括見積もりを推奨する理由は複数あります。たとえば以下のメリットをあげることができます。
- 無料で利用できる
- 一度の申し込みで登録業者にまとめて申請できる
- 比較検討しやすく最安値の業者がすぐにわかる
- 優良業者が多数登録されている
- 見積もりを依頼したからといって契約の義務はない
- 他社に提示された見積もり額を引き合いに出して価格交渉しやすい
一社にだけ見積もりをお願いして正式にリフォームの契約を交わした場合、その業者が提案してくれたプランが最適かわかりません。また、その業者が最安値なのかも不明ですし、信用できる業者かどうかも分かりません。
一括見積もりには審査を通った優良業者だけが参加しています。簡単な申し込みで最安値の優良業者を選べる一括見積もりはとても便利なので、ぜひおすすめします。
まとめ
外壁を板張りにするためには平均150万円以上かかるため、業者と相談した上で必要な金額を用意しておいてください。
業者探しのために一括見積もりのサービスを利用すると良く、1社のみの情報に頼らないことも基本です。
耐久性などを高めることができ、木材特有の雰囲気により住宅のイメージを変化させられるなどのメリットがあります。地域やメンテナンスに関するデメリットもあるため、リフォーム前の情報収集が成功のカギとなります。