【外壁】レンガにリフォームする前に!知るべきメリット&デメリット
古くなってしまった外壁について専門業者に相談すると、リフォーム工事によってレンガにしてもらえる場合もあります。
外壁をレンガにすることで外観を良くできるなどのメリットがあるため、おしゃれを楽しみたい人に良いです。
しかしリフォーム工事に関するデメリットもあるため、事前によく理解して注意すべきです。業者に依頼するとどうしても費用がかかってしまいますが、複数の業者を比較して安くできる場合もあるため紹介します。
なお、外壁レンガのリフォームを依頼するときの“おすすめ方法“を先に少しだけお教えします。
自分で優良業者を探したり、一社ごとに見積もり請求をしたりするのは大変な手間ひまです。
そのため、一度に複数の業者の見積もりが手に入る『一括見積もりサービス』を利用することをおすすめします。専門アドバイザーによる優良業者の紹介も受けられ、評判がとても高いサービスです。
最安値のリフォーム料金で、なおかつ、しっかりリフォーム工事をしてくれる優良業者を探すなら、この方法をぜひ試してみてください。
そもそも外壁材のレンガとは?色が白やグレー系など種類豊富
外壁材としてのレンガの特徴をまとめると、以下の通りです。
- 粘土に泥や砂などを加えて練り上げ型に入れて乾燥もしくは素焼きした物である
- 直方体の形をしておりモルタルを接着剤として1個ずつ積み上げる
- 持ち土の成分や焼きムラの違いによって自然な雰囲気を演出できる
また色の種類にも特徴があり、以下のように豊富です。
- 白
- 赤茶系
- 素焼き系
- グレー系
色の種類を使い分けると、温かみなどの印象を変化させることができるのです。
外壁材には『レンガ』と『レンガタイル』の2種類がある
レンガを外壁材として見たとき、レンガとレンガタイルという種類に分けることができます。まずレンガには、以下のような特徴があります。
- ヨーロッパなどのアンティークな建築物でメジャーな古来から伝わる工法である
- 規格が存在し大きなによってさらに細かく種類分けができる
- 味わい深い趣のある雰囲気を演出するのに向いている
次にレンガタイルには、以下のような特徴があります。
- 日本でレンガ造りの家に使用されているものの大半がレンガタイルである
- レンガのように一定の規格は存在しない
- 加工性が高くDIY感覚でカットすることもできる
本格的に仕上げたいのであればレンガですが、一般的に馴染みがあるのはレンガタイルの方です。
外壁をレンガにリフォームする3つのメリット
さて外壁をレンガにリフォームするメリットですが、大きく3つ存在します。地味で単調だった外壁の印象を大きく変えて雰囲気を楽しみたい、また快適な生活ができる住宅が欲しいと考えている人にはレンガはおすすめです。
【メリット1】外壁をレンガにするとおしゃれ
古風で和の雰囲気を楽しむことも良いですが、西洋的で歴史を感じさせる雰囲気を好む人におすすめです。
日本国内でもたとえば東京駅や北海道の小樽などレンガの建物はあるものの、外壁として使用されるケースは限られています。だからこそ新しい住宅や建物に使用すると、印象深く残るのではないでしょうか。
現代的な印象を演出しつつヨーロッパ風の落ち着きある雰囲気を楽しむことで、まるで映画の世界の中にいるような感覚を味わえるかもしれません。
【メリット2】経年劣化に強いため簡単なメンテナンスで済む
他の種類の外壁だと経年劣化によりひび割れが起こり、メンテナンスのために費用がかかるかもしれません。
しかしレンガは経年劣化に対して強く外壁材であり、たとえひび割れが起きても独特の味わいが出ることもあるのです。簡単なメンテナンスは必要なものの、レンガには以下のような機能性もあります。
- カビが発生しにくい
- 紫外線の影響を受けにくい
- 雨風に強い
劣化した部分のみをメンテナンスできるということも、費用を抑える上ではメリットとなります。
【メリット3】快適な空間にできる
レンガには熱が伝わりにくく、断熱性に優れているという特徴もあります。一度熱を蓄えると温度に関わらず放出しにくいという性質があるため、外気の温度変化の影響を受けにくく室内温度を一定に保つのに向いています。
夏は外からの暑さから建物を守り、エアコンなどの冷気を逃さないのです。反対に冬は外からの寒さから守り、夏を逃がさないことになります。年間を通して快適な生活を送りたいのであれば、レンガにすると良いです。
外壁をレンガにリフォームする『3つのデメリット』
メリットだけではなく注意すべきデメリットも同じく3つあるため、セットとして理解しておいてください。リフォームのための負担が大きくなることが嫌な人は、自分の希望に合った業者探しに苦労するかもしれません。
【デメリット1】他の外壁材に比べて施工時間がかかる
外壁リフォームではサイディング系のものが使用されることもあり、大判ボードを下地に貼り付けて施工します。しかしレンガは1個ずつ積み重ねていく施工が基本であり、サイディング系と比較すると時間がかかるのです。
良く言えば丁寧ですが悪く言えば施工の効率が悪くなるため、スピーディーなリフォームを希望する人は要注意です。
【デメリット2】初期費用が高い
外壁材としては上記した通りメリットもあり人気を博しているレンガですが、日本での生産量は決して多くはありません。
そのためリフォームのために使用すると、以下のような理由から初期費用が高くなりやすいのです。
- 国産ではなく海外から取り寄せることが基本となる
- レンガの取り扱い実績の有無によって仕入れ価格が高くなる
- 施工時間の長さによって費用に影響する場合もある
- 手間がかかることから人件費の問題もある
具体的な初期費用はレンガの種類や必要な数、業者との契約内容によって異なります。
【デメリット3】施工できる業者が少ないため限られる
実はレンガの取り扱いを得意とする業者には限りがあり、専門性の高いところを探す必要があります。
外壁リフォームではサイディング系が一般的であるため、すべての業者がレンガの取り扱いを得意としているわけではないのです。対応可能な業者に限りがあるのには、以下のような事情もあります。
- 外壁をレンガにするためには高い施工技術が必要となる
- 十分な技術を持つ職人の数に限りがある
- 施工時間の長さから業者側が避けている部分もある
利用するつもりの業者がある場合、事前に公式ホームページをチェックして掲載されている情報を見てください。
レンガに関する実績がきちんとわかるかどうかがポイントで、情報不足のところは避けた方が良いかもしれません。
レンガの外壁をメンテナンスする方法
レンガは頑丈なものの完全なメンテナンスフリーの外壁材ではないため、耐用年数に合わせてメンテナンスすることは重要です。ひび割れのことをクラックと言いますが、範囲が広くなると外観に悪影響を及ぼしてしまいます。
建物を強くするためにレンガは向いているものの、それを固定するために必要なモルタル部分は同じように強いわけではありません。昼と夜で気温差が大きい地域で使用すると、熱膨張の影響で割れてしまうこともあるのです。
レンガの外壁をメンテナンスする方法は、クラックなどの症状に合わせて補修することです。激しく劣化してしまった部分に雨水が入り込むと内部の腐敗の原因となり得るため、そのまま放置することはいけません。
外壁をレンガタイルにリフォームする平均費用&価格相場一覧
平均していくらくらいあれば外壁をレンガタイルにリフォームできるかは、以下の通り工法ごとに種類分けをするとチェックしやすいです。
- 積上げ工法
- 湿式の張り付け工法
- 乾式の張り付け工法
これら3つの工法の1平方メートルあたりの価格相場をまとめると、以下の通りです。
積上げ工法 | 5,000円~20,000円 |
---|---|
湿式の張り付け工法 | 5,000円~20,000円 |
乾式の張り付け工法 | 5,000円~20,000円 |
工法のみをチェックすると費用に大差はないですが、積上げ工法には基礎の費用として約30万円がかかります。
リフォームのためには安全性の確保のために足場を設置する必要もあり、その相場は約20万円となります。
外壁レンガのリフォーム費用を安くするコツは『一括見積もり』
外壁レンガのリフォームの際、一括見積もりを推奨する理由は複数あります。たとえば以下のメリットをあげることができます。
- 無料で利用できる
- 一度の申し込みで登録業者にまとめて申請できる
- 比較検討しやすく最安値の業者がすぐにわかる
- 優良業者が多数登録されている
- 見積もりを依頼したからといって契約の義務はない
- 他社に提示された見積もり額を引き合いに出して価格交渉しやすい
一社にだけ見積もりをお願いして正式にリフォームの契約を交わした場合、その業者が提案してくれたプランが最適かわかりません。また、その業者が最安値なのかも不明ですし、信用できる業者かどうかも分かりません。
一括見積もりには審査を通った優良業者だけが参加しています。簡単な申し込みで最安値の優良業者を選べる一括見積もりはとても便利なので、ぜひおすすめします。
まとめ
地味でおしゃれな雰囲気のない外壁ではストレスを感じるという人は、機能性も高いレンガにすることで生活の質が向上するかもしれません。
日本の建物にはあまり馴染みがなくても、デザイン性の高さから悪目立ちはしないでしょう。施工時間が長くなってしまうことは仕方がないため、スケジュールについては業者とよく相談して決定してください。
レンガに対応できる業者は一括見積もりを利用して探し、事前に情報を収集して比較することが重要です。