【種類別】外壁リフォームで使われる外壁材7種類一覧《全まとめ》
外壁は常に雨や風にさらされている劣化しやすい箇所でもあるため、定期的なメンテナンスを施す必要性があるでしょう。
外壁リフォームをする際に用いられる外壁材にはいくつかあり、それぞれ特徴が異なります。外壁材の種類によって性能が異なってきますし、耐用年数も違うことから特徴を理解したうえで選ぶことが大事です。
まずは外壁リフォームで使われる7種の外壁材に関する知識を身につけ、その上で自分に合うものを選択しましょう。
なお、外壁のリフォームを依頼するときの“おすすめ方法“を先に少しだけお教えします。
自分で優良業者を探したり、一社ごとに見積もり請求をしたりするのは大変な手間ひまです。
そのため、一度に複数の業者の見積もりが手に入る『一括見積もりサービス』を利用することをおすすめします。専門アドバイザーによる優良業者の紹介も受けられ、評判がとても高いサービスです。
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【種類別】外壁のリフォームで使われる7種類の外壁材一覧
主に以下の7種類が外壁リフォームの際に用いられますが、どれも一長一短ですし、良いものほどコストがかかります。
現在の外壁の状態や、今後どんなポイントを重視したいかを踏まえて決める必要があるでしょう。
【外壁材1】窯業系サイディング
外壁材の一種として窯業系サイディングという、セメントに木材や繊維などを配合して作った板があります。
窯業系サイディングの主な特徴は以下の通りで、比較的欠点の少ない総合力に優れた外壁材です。
- 日本の新築住宅では近年用いられることが多い
- 多くの住宅に使用されていることからデザインが豊富にあり、幅広いデザインの中から選べる
- モルタルよりも軽い材質のため建物への負担が少なく、耐震性に優れている
- 耐火性にも優れていて、加熱を遮る時間が他の外壁材よりも長い
- 通気工法ができるため、湿気の影響を抑えることができる
- モルタルほどではないものの、比較的リーズナブル
- 工期も短縮しやすいため、外壁リフォームにおける負担が少ない
【外壁材2】金属系サイディング
金属系サイディングはスチールやアルミなどの金属を主成分としてつくられた外壁材になります。特に注目すべき点は断熱材が張られているため断熱性に優れていることで、雪国など寒い地域で使われることが多いです。
金属系サイディングの魅力は断熱性だけではなく、非常に軽いもののため建物に負担をかけずに済む点もあげられます。窯業系やモルタルよりもだいぶ軽いことから、耐震性を重視したい際におすすめです。
また金属系サイディングはカバー工法もできるため、既存の外壁の上から重ね張りをしたい場合によく用いられます。外壁の状態によっては塗装では十分なケアができないこともあり、そんな時に最適なのが金属系サルディングです。
【外壁材3】ALC
ALCはコンクリートの一種なのですが、内部に気泡をふくませることで軽量化したコンクリートになります。そのため通常のコンクリートのようなずっしりとした重さは皆無で、水に浮くほど軽いのがALCにおける特徴です。
多孔構造であることから適度に湿度を調節することが可能で、建物内部を一定温度に保ちやすいのが魅力です。また耐熱性や耐火性も優れているのですが、一方で防水性には劣っているといったデメリットがあります。
ALC自体に防水性がないことから、防水機能は塗装に依存することになります。塗装の劣化がダイレクトに外壁の耐久性に影響するため、こまめにメンテナンスをおこなわなければならないという欠点があります。
【外壁材4】タイル
タイルは粘土や他の原料などを混ぜ合わせて砕き焼き固めた外壁材で、主に以下の特徴があります。
タイルの最大の利点はメンテナンスがほぼ不要なところで、耐久性を追求したい方におすすめの外壁材になります。
- 雨や風など外部からの刺激に対して強く、劣化することがほとんどない
- 寒さや暑さにも強くタイルそのものが破損したりする可能性がほぼない
- メンテナンス費用を抑えることができるものの、初期費用は他の外壁材よりも高い
- 元々の材質自体に美しさがあることから、自然とデザイン性の高い外壁をつくれる
タイルは外部からの刺激に強くメンテナンスがほぼ必要ありませんが、タイル同士のつなぎ目などの劣化はまた別問題です。そのためメンテナンス頻度は他の外壁材よりも長いですが、メンテナンス不要という訳ではありません。
【外壁材5】モルタル
モルタルは一昔前まで用いられることが多かった外壁材ですが、近年では使用されることが減ってきました。モルタルというのはセメントと砂を水で練り合わせることで形成したもので、特徴は以下の通りです。
- 職人が手作業で塗装するため品質にばらつきが生じやすい
- 手作業による工法のため表現の自由度は高く、多彩なデザインバリエーションがある
- 防火性には優れているものの、耐水性は塗装の仕上げに大きく左右される
モルタルの良さはリーズナブルな点と、職人が手作業で仕上げることから色々なデザインを作れるという点にあります。
一方でひび割れなどが生じやすいことから、メンテナンスは他の外壁材よりもこまめにおこなわなければいけません。
【外壁材6】板張り
外壁材を決める際に、木材である板を外壁にした板張りで仕上げるというのも一つの手段でしょう。板張りは木材ならではの温もりがあるデザインを作ることができ、ナチュラルな雰囲気の外観にしたい方にピッタリです。
板張りのメリットは施工法によっては部分的な張替えが可能な点で、劣化した際の費用負担を軽減できるという良さがあります。また元は木材ですから廃番になるという心配がなく、そこが工業製品とは異なる魅力です。
一方で天然の木材のため腐ってしまったり、虫が湧きやすいといった心配があります。しかしながら近年の住宅は湿気がたまらないよう工夫されていますし、保護塗料も進化していますので、きちんとメンテナンスをすれば長持ちします。
【外壁材7】レンガ
レンガは粘土に泥や砂を混ぜあわせて焼き上げ形成したもので、異国情緒溢れる独特な雰囲気の住宅をつくりたいときにピッタリです。見た目が劣化してもそれが味わいとなるため、劣化を気にしなくてよいのも良さです。
またレンガは熱に強く、熱を伝えにくいという特徴もあるため、耐熱性に優れているのもレンガの魅力です。気泡があることから湿度調節もしやすく、室内の温度を一定に保ちやすいため、快適に暮らしやすいです。
デメリットとしては、他の外壁材と比べると費用が格段に高くなってしまうことです。レンガの多くは海外からの輸入品となるため材料費がかかってしまうことと、施工業者も少ないためやはり価格は割高になりやすいです。
失敗しない!外壁材の種類を選ぶときのポイント
外壁材は種類も多いことから、何を選んだらよいのか悩んでしまうかもしれません。全てがパーフェクトな外壁材は存在しないことから、何を重視したいか考える必要がありますが、特にチェックしたいポイントは以下になります。
- 防水性
- 耐熱性
- 耐震性
- 遮音性
- デザイン性
- コストパフォーマンス
- 工期の長さ
防水性などの性能的な部分はもちろんのこと、デザインの良さや価格など、外壁材において何にこだわりたいかを考えてみましょう。
現在日本の住宅では窯業系サイディングを用いられる場合が多いため、とくにこだわりがないのであればそちらを選ぶのも一つの方法でしょう。窯業系サイディングは総合力が優れているため、失敗が少ないからです。
外壁のリフォーム費用を安くするなら『一括見積もり』がおすすめ
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- 優良業者が多数登録されている
- 見積もりを依頼したからといって契約の義務はない
- 他社に提示された見積もり額を引き合いに出して価格交渉しやすい
一社にだけ見積もりをお願いして正式にリフォームの契約を交わした場合、その業者が提案してくれたプランが最適かわかりません。また、その業者が最安値なのかも不明ですし、信用できる業者かどうかも分かりません。
一括見積もりには審査を通った優良業者だけが参加しています。簡単な申し込みで最安値の優良業者を選べる一括見積もりはとても便利なので、ぜひおすすめします。
まとめ
外壁リフォームの際に用いられる外壁材にはさまざまな種類があり、良し悪しが違うことからじっくりと検討することが大事です。見た目の好みはもちろんのこと、性能面や価格面などいろんな角度から考えてみましょう。
また外壁材選びと同じくらい、施工業者選びも重要です。施工業者の技術力はもちろんのこと、保証面やサービス面の良さもリフォームを成功するためには大事になるため、安さだけではなく総合的に判断しましょう。