【種類別】外壁塗装に使われる『塗料』の特徴&平均価格費用《まとめ》
外壁塗装に用いられる塗料にはさまざまな種類があり、選んだ塗料によって仕上がりが変わってきます。そのため塗料選びは外壁リフォームが成功するか否かを分ける、大きな要因の一つとも言えるでしょう。
まずはどのような塗料があるのかという、塗料に関する知識を身につけましょう。また塗料は種類によって値段が大きく変わりますので、種類による平均費用なども押さえておき、選ぶうえでの判断材料にするとよいです。
外壁塗装に使われる塗料の種類&平均価格費用一覧
外壁塗装に使用される機会の多い塗料を紹介していきます。塗料の特徴をきちんと把握しておくことで、自分の住宅の外壁に用いるのにふさわしいかどうか何となくイメージが浮かんでくるのではないでしょうか。
【アクリル塗料】特徴と平均リフォーム費用
外壁用の塗料の中でもリーズナブルなのが、アクリル塗料の特徴です。その他の特徴としては以下になりますが、近年では他にさまざまな塗料が開発されたことから用いられる機会が減ってきている塗料の一つです。
- 発色が綺麗
- 素人でも扱いやすいため、DIYで用いる人が多い
- カラーバリエーションが豊富で、選択肢が幅広く持てる
- リーズナブルな反面耐久年数が短いという欠点がある
- 紫外線に弱いため塗膜が劣化しやすい
- 短いサイクルでの塗り替えを余儀なくされる
アクリル塗料の費用の目安としては、1平方メートルあたりおよそ1500円から1800円程度です。一缶あたりの費用で考えても1万円未満で抑えられるため、初期費用を抑えたいときには有効な選択肢でしょう。
【ウレタン塗料】特徴と平均リフォーム費用
塗料の中ではアクリル塗料に次いでリーズナブルなのがウレタン塗料で、以下の特徴があります。価格が安いことからいろんな塗料が出てきた現代でも用いられる機会が多く、幅広い用途で使えるのも魅力です。
- 弾力性に優れているため、ひび割れをカバーできるというメリットがある
- 艶感がよく外観の美しさが保てる
- 防水性には劣っているため耐久性は低い
- 塗膜に弾性があるため汚れが付きやすいというデメリットがある
ウレタン塗料の平均価格としては、1平方メートルあたりおよそ1900円から2500円程度で、アクリル塗料よりワンランク上の価格帯です。一缶あたりの値段では5000円から2000円程度での購入が可能です。
【シリコン塗料】特徴と平均リフォーム費用
シリコン塗料は近年では人気が高く選ばれることの多い塗料で、金額と性能のバランスが優れている塗料です。外壁塗装選びに悩んだ際には、とりあえずシリコン塗料にしておくという方も多いくらい安心感があります。
シリコン塗料は耐熱性に優れており、汚れに強いという特徴があります。またアクリルやウレタン塗料と比較すると防水性にも強いことから、一気に耐久年数が上がるため、塗り替え頻度などを考え選ぶ人が多いです。
平均リフォーム費用は1平方メートルあたり2800円から3000円程度と、ウレタン塗料よりワンランク高くなります。一缶あたりのお値段は15000円から40000円程度になるため、ある程度予算を準備しておく必要があります。
【フッ素塗料】特徴と平均リフォーム費用
さまざまある塗料の中でも最も性能に優れているのがフッ素塗料です。主に以下のような特徴があり、耐久性が高く長持ちする塗料を探している方にはピッタリで、12年から15年程度の耐久性が期待できます。
- 親水性に優れているため汚れにくい
- 防水性が高いため、家に水が入りこむのを防げる
- 耐熱性が高く、紫外線などにも強いため変色しにくい
- 防カビ性もあることから、湿度の高い地域にもおすすめ
優れた性能が魅力なだけあり、フッ素塗料でのリフォームのお値段は、1平方メートルあたり4000円から5000円程度になります。1缶当たりの費用は40000円から100000円程度になるため、コストは高いです。
外壁塗装の平均価格・費用相場(例:30坪の戸建ての場合)
外壁塗装をするにあたっては、平均価格や費用相場というのをしっかりと把握しておくことが大事です。普段から頻繁におこなう訳ではないため、イマイチ費用がどのくらいなのかピンとこないかもしれません。
一般的に30坪の戸建ての外壁塗装をおこなった際の費用相場は、60万円から75万円程度になります。外壁だけではなく屋根の塗装も一緒におこなうのであれば、80万円から100万円程度の予算が必要になってきます。
もちろん選んだ塗料によって金額が大きく変わるため、こちらはあくまでも目安の費用です。
外壁を塗り替える時期の見極め方とタイミング
外壁塗装をおこなう際には、いつ塗り替えをおこなうかというタイミングの問題があります。塗り替えるとなると大きな費用が発生しますから出来るだけ後回しにしたいかもしれませんが、タイミングを逃すと家に不具合が生じてきます。
元々使われている外壁材や塗料により耐久年数が異なるため、一概にいつがベストと断言するのは難しいです。しかし一つの目安として欲しいタイミングとして、新築してから10年経過後があげられます。
他にも外壁に以下のような症状が現れている時には、10年というタイミングを待たずして一度業者に見てもらった方がよいでしょう。普段から外壁の状態をチェックする習慣づけをしておきたいものです。
- ひび割れ
- 変色
- 表面に粉が付着している
- 汚れやカビの発生
外壁塗装のDIYはおすすめしない理由
予算節約のため、自分で外壁塗装をおこなうDIYを考えるかもしれませんが、外壁塗装をDIYで済ませるのはあまりおすすめはしません。
それには以下の理由があるからで、DIYで予算節約以上のデメリットが伴ってしまいます。
- 素人数人でおこなう場合、莫大な時間が必要となる可能性が高い
- 用具を準備しなければならず、結局思ったほど節約にならない
- 知識がないと色ムラなどが生じてしまい、結果やり直しが必要になる
- 高所での作業を伴うため、危険性が非常に高い
特に外壁塗装は一歩間違えれば転落事故につながるためおすすめできません。業者に依頼すると金額が高くなるのにはそれなりの理由があるわけですから、必要経費として考えておいた方がよいでしょう。
外壁塗装(リフォーム)費用を安くするなら『一括見積もり』がおすすめ
外壁塗装の費用節約の方法として、一括見積もりを活用するのがおすすめです。一括見積もりとはその名の通り複数の業者の見積もりが一度に取れるサイトで、費用面の比較をスムーズにできるという特徴があります。
こちらを利用することで、自分がおこないたいリフォームのだいたいの相場を知ることが可能になります。相場を知っておくことで、不当に高い費用を請求する業者を避けることができるという良さがあります。
またこのような一括見積もりサイトは、掲載する業者をチェックしているため、変な業者は登録できないようになっています。適正価格で提供してくれる業者だけをピックアップできるため、とてもおすすめです。
まとめ
外壁塗装は選ぶ塗料次第で値段が全く異なりますし、塗料による性能の違いも大きいです。そのためまずはそれぞれの塗料の特徴をしっかりと押さえ、納得したうえで塗料を決めることが非常に大事です。
また外壁塗装を実施するうえで、塗り替えのタイミングを逃さないようにすることも重要でしょう。
DIYはしないなど基本的なこともきちんと守り、一括見積もりサイトで優良業者を見つけ依頼するとスムーズです。