【屋根リフォーム】3種類の工法と平均費用&価格相場!安くする秘訣《まとめ》
屋根のリフォームをするにあたって主に3つの工法がありますので、まずはどの工法にするかを選択する必要があります。
とはいえ屋根のリフォームは頻繁におこなうものではないため、どんなものか分からないのではないでしょうか?
3種類の工法は必要となる日数も違えば金額も違いますし、仕上がり具合も当然一緒ではありません。そこで3種類の工法の特徴や違いを把握して、どのリフォームにするのが最適なのかを考えていきましょう。
屋根リフォームの工法は主に『3種類』存在する
屋根リフォームの工法は主に3種類あるため、まずはそれぞれどのようなものなのかを学びましょう。どの工法を選択するのかがリフォーム成功の分かれ目になる場合もあるため、とても重要な要素の一つです。
【塗装】屋根リフォームの内容と平均費用
屋根リフォームの中でも最も手軽に実施できるのが塗装で、汚れてしまった屋根の外観や外壁を美しく直すことが可能です。また単に見た目の美しさを変えるだけではなく、塗料には保護の役目もあることから劣化を抑えることができます。
塗装をおこなう場合は選んだ塗料によって費用が大きく変わってきますが、塗料の種類として例えば以下があげられます。比較的リーズナブルなのはアクリルやウレタン系で、無機塗料やフッ素を選ぶと費用はアップします。
- アクリル
- ウレタン
- シリコン
- フッ素
- 無機塗料
屋根の塗り替えにかかる平均費用はおよそ10万円から50万円程度で、値段の差は塗料の材料費による差になります。
【カバー工法】屋根リフォームの内容と平均費用
屋根の表面が劣化しており塗り替えだけでは保護できない際には、カバー工法がリフォームの選択肢にあがります。重ね葺きとも呼ばれる工法で、既存の屋根の上に新しいものを重ね、屋根自体を2重にします。
古い屋根材を撤去する手間を省け工期の短縮が図れるため、費用としては葺き替えよりも安く収まります。屋根の面積にもよりますが、平均費用としては80万円から100万円程度が相場となっています。
【葺き替え】屋根リフォームの内容と平均費用
既存の屋根の傷みが激しい場合には、カバー工法ではなく葺き替えという工法が選択されます。こちらは既存の屋根を下地も含めて全て取り外し、新しい屋根へとチェンジさせることで全く新しい屋根へと蘇らせます。
古い屋根材の撤去費用などが発生するため、3種類の工法の中で一番費用が高くなります。一般的な葺き替えにおける費用としては、約80万円から約150万円程度が平均となり、面積や選んだ屋根材の種類によって費用が変わります。
費用は高くなりますが、カバー工法とは違い屋根の重量の心配をしなくて済むため、地震対策にはおすすめです。また新しい屋根材に生まれ変わるため、寿命も格段に延び、耐久面がアップするというのもメリットでしょう。
屋根リフォームに必要な平均費用&価格相場一覧
屋根リフォームはお金がかかるものですから、費用面が気になるという方も多いでしょう。予算に応じてどのようなリフォームが出来るのかを紹介しますので、費用重視でリフォーム内容を決める際の参考にしてみて下さい。
【~50万円以下】予算内で可能な屋根リフォーム
予算が50万円以下の際にできるリフォームとしてが、主に以下があげられます。やはり予算が少ないため大がかりなリフォームは実施できないものの、ちょっとした補修は可能ですから、痛みが少ないうちに実施するとよいでしょう。
- 屋根の塗り替え
- ルーフの補修
- ひびや割れが生じている箇所の屋根材の補修
また塗り替えだけではなく、面積が少ない場合ですと50万円以内でもカバー工法が実施できることもあります。意外と50万円以内でも気になっている箇所の修繕くらいは出来ることが多いため、まずは業者に相談してみましょう。
塗り替えの場合には、塗料の金額によっては50万円以上予算が必要になる場合もあるため注意が必要です。金額の高いフッ素系の塗料などを塗る面積が広い場合ですと、50万円以上見込んでおく必要があるでしょう。
【50万円以上~100万円未満】予算内で可能な屋根リフォーム
50万円から100万円程度の予算がある場合には出来るリフォームも多くなってきます。50万円以内の予算で可能だった塗り替えや部分的な補修に加えて、例えば以下のことも出来るため、リフォーム内容の選択肢は膨らみます。
- 屋根の重ね葺き
- 耐用年数の長い塗料での塗り替え
100万円近く予算があるようですと屋根のカバー工法も選択肢に入ってくるため、表面の劣化が激しい場合にも修繕することができます。また塗料の選択肢も一気に増えるため、質がよく耐久年数の長い塗料も選べます。
とはいえ屋根の面積が広い場合や、選ぶ屋根材の種類によっては100万円以上かかってしまいます。また予算が100万円ですとる葺き替えは選択肢に入れられないため、消耗がひどい場合は修繕が難しいケースもあります。
【100万円以上~】予算内で可能な屋根リフォーム
屋根のリフォーム予算が100万円以上ある場合には、かなり広い選択肢を持つことができます。100万円未満の予算では選択肢になかった、既存の屋根を撤去して新しいものに一新させる葺き替えもおこなうことができます。
また葺き替えの中でも比較的費用をおさえやすいガルバリウム鋼板の屋根だけではなく、予算がかかる日本瓦の屋根の新調も可能です。下地からの修繕も出来るため、雨漏りに悩んでいる方も最善の対策をおこなえるでしょう。
100万円以上の予算が組めるようであれば、面積の広い屋根の塗り直しや重ね葺きも可能です。フッ素塗料など耐久年数が長くメンテナンス頻度が少なくて済む塗料を用いることもできるため、長い目で見るとお得な場合もあります。
屋根リフォームに補助金を利用する方法
屋根のリフォームは高額になりがちですが、条件が揃えば補助金を申請できる場合があります。例えば以下のリフォームですと補助金が助成されるため、上手に活用して金銭的な負担を少しでも軽減したいものです。
- 太陽光発電システムに関わるリフォーム
- 省エネ住宅への改修
- 耐震などに関わるリフォーム
リフォームの補助金を助成するためには、住居の所在する自治体に申請をする必要があります。注意点としてリフォーム後の申請ではなく、リフォームの前に手続きが必要ですから、早めに調べておくことが大事です。
補助金が助成される制度だけではなく、条件によっては減税される可能性もあるため、こちらも合わせて押さえておきたいです。いずれにしろ細かく要件が設定されているため、事前の確認が必須でしょう。
屋根リフォーム費用を安くするなら『一括見積もり』がおすすめ
屋根のリフォームには補助金や減税の制度が適用されることがあるものの、基本的に後から金額が還ってくるため最初の費用負担は免れません。そのため出来れば費用を節約するのが望ましいのではないでしょうか?
費用節約のための方法としておすすめなのが、一括見積もりのサイトを活用することです。リフォーム費用は業者によって違いますが、一括見積もりを利用すれことで簡単に安い業者を探すことが可能です。
また単に安さだけを比較するのではなく、工期やサービス面、保証内容などさまざまな項目を比較することができます。結果として満足度の高い納得できる業者を見つけることができますので、非常におすすめです。
まとめ
屋根リフォームには主に3種類の工法があり、既存屋根の傷み具合やどのくらい寿命を持たせたいかによって選ぶべき工法は変わってきます。
また費用面も工法次第で金額が大きく変わるため、総合的に判断して決めなくてはいけません。お金のかかる屋根のリフォームですが、補助金や減税制度を賢く利用することで負担を抑えることができます。
また一括見積もりサイトを利用することで安い業者選びがスムーズにできますので、活用してみましょう。